Serge de Nimes =物欲の京都旅行=

ウエアハウスセミオーダー編


 ウエアハウス茶屋町店は梅田駅の近くで,すごくわかりにくいところにあります.わたしはそうとは知らずに塩谷さんに接客してもらいました.ラッキー.つまり東京に帰ってから雑誌で塩谷さんと認識したの.

 セミオーダーをしてくれると聞いて,1時間半ぐらい時間を取ったんだけど,思ったより決めなくてはいけないことや,サイズの問題で,その場でオーダーできなかった.ちなみに通信ではオーダーを受け付けない!そうです.

 その反省を踏まえて,皆さんも行く前にある程度検討できるように,検討項目をレポートします.ここである程度考えていくと1日でオーダーできるかもね.いきなりは無理.

 上はオーダーシート.セミオーダーなので基本的には型紙は決まったものしか使えない.それ以外の,生地とか,ボタンとか,糸とかが変更できるポイントです.シルエットは変えられないってことやね.

 私はスキャナーを持ってないので見苦しいのは許してほしいんですが,右がスタイルの選択肢.したがって

●スタイルの選択肢   ●生地の選択肢
LotNo. スタイル シルエットの特徴   LotNo. スタイル 生地の特徴 生地の価格
1004 BackBand 太いストレート(試着してないの)          
        1000 XX 酸化剤入り.1001よりもさらに黒っぽい色になっている.ざら感が強い.あまり縮まない. 22,800
1001 XX 太目.すそは実物のようにずどんと落ちてる.マッコイ905よりもズドン度合いが高い.          
1101 S-tyoe 腰まわりが密着しているので66より股上が浅く感じることも.太ももはXXの太さ.裾に向かって細くなる.   1101 S-type 点で落ちる.ざら感が強い. 17,800
1100 66-model 全体的に細い.実際の66より細いかも.下がりひげできないよ,きっと   1100 66-model コアスパンの生地.芯がスパンで周りを糸で巻いているため点ではなく線で落ちる.フラットな生地.かなり縮む. 15,800

 価格は生地の値段プラス5000円から!やすいって.ここからいくらめんどくさい注文をするかで値段が変わってくる.

スタイルと生地が主な選択肢だけどほかにも色々選べるよ.

●ポケット
 8種類.ステッチの形がさまざまある.無地もある.タブも無地にできるらしい.自分でデザインしてもだめらしい.ここは8種類からしか選べない.

●パッチ
 あるものは何でも使えそうな勢いだが,素材としては鹿,コーティングした鹿,紙から選べる.印字も変えられる.その場合もちろん値段が上がる.

●リベット
 あるものは何でも使える.普通は銅,銅めっき,UFO,ラングラー型なんか

●糸
 縫製工場にあればなんでも使えそうな勢い.色も,番手も応相談らしいので,あんがいここで色々できるかも.

●縫製
 これはほんとケースバイケースらしい.ヨークの巻きの向きなんかがこだわりの場所.私個人にはなんのことやらわからない.ちなみにダブル環縫いだけど,あれをしても脇のキャタピラーはでないらしい.縫製工場で糸を下糸が要らないとかがメリットで,顧客にとっては伸びがいいぐらいの違いらしい.

●ボタン
 これもあるものは何でも使えるらしい.鉄,銅めっき,月桂樹なんかから普通は選ぶ


 以上が選択肢.これを考えをまとめてこのようなシートに記入するわけやね.まったくもって画像が悪くて申し訳ない.それで塩谷さんの話によると,オーダーする人は3つのパターンに分かれるそうな.

  1. 若干の手直しをするだけのひと

  2. 自分の理想のモデル(例XX)をつくるべくこまかーーーく注文するひと

  3. とんでもないものをつくるひと

 わたしは1.のパターンなんだけど,当初66かStypeのシルエットで1000の生地と思ったんだけど,1000の生地はほとんど縮まないので出来上がりが,66かStypeのシルエットより太くなるといわれて頭を抱えた.このように相談しないと分からない問題がでてくるので,まずはある程度考えたら電話するといいかも.





 最後にやっぱ塩谷さんは人格者だ.もうわたしなんて1時間ぐらい試着したり相談した挙句にわけわからなくなって買わずに帰ったのに,もう今日は買わない宣言をしてからも,ずーっと親切に色々教えてくれた.もちろんいやな顔一つせずに.

 みんなが心酔するもの無理はないなとおもいました.次回行ったらぜったい買います.

LastUpDated 99/12/17 00:06


<<もどる MAIN MENU すすむ>>