Serge de Nimes - Report -


ふつうのリーバイス穿きつぶしレポート


N0.11 -98.10.11- 1年経過



  えーこのレポートも1年が経ちまして、こんなにふつうのジーンズを本気ではいてるやつもいないんじゃないかと思うんですが。それより、継続してることのほうが自分の性格的にはおどろき。一周年記念ということで、今回は若干細かいところを分析します。

■生地の分析■
  552の生地の色は大戦直後の501XXにそっくり。すこし暗めで。ほんで、細かい縦落ちをします。

 右は生地をアップで撮ったものです。(このために三脚を買ったんだよーぇ)。このように縦落ちの「縦」が細すぎるので、もうすこし縦糸が太かったら、けっこー本物に近づくと思います。

 きっとリーバイスはねらってると思うんです。摩擦をうけるとあっさり色落ちするしから、ヒゲも出やすい。ちょうど買った1年前は、今より激しい「ヒゲ育成ブーム」があったから、それに応えるためなのかな。リーバイスのお客様相談室でも「あたりが出やすい生地にしてある」といってました。

■RRRとの生地ドアップの比較■

      
   552のドアップ   RRR704XXのドアップ

 552はRRR704XXより時間が経って、生地がやせているからあんまし比較にならないけれど、ドアップ写真を比較してみます。552は本当に平凡なジーンズで、最近すっかり「時の人」になってしまった「RRR 704XX」と比較するのは気が引けるけれど、一応わたしもお客さんということで許してください。

 RRRも上野のマガジンズに飾ってあったウェアハウスの見本でも、「ポツポツ」色落ちしていくんですよね。552は縦糸の隙間から横糸が見えてますが、RRRは縦糸が太くてまったく横糸が見えない。そこが色落ちの「ポツポツ」になって、552との縦落ちの違いになるのでしょう。うん、ここは比較的勉強になったね。


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