Serge de Nimes =Jeans/ジーンズコレクション =

WAREHOUSE 1001XX(その2


 こんどはディテールです.OTのページのなかにWAREHOUSEのサイトがあって,そこに詳しく書いてあるので,そっちも参照してください.

 まず,ウエアハウスの特徴として,ボタン裏とリベットが銅ということがあげられます.それにこれは手打ちでしょう.デニム地がはみだしてますね.
 これの後継1000XXのリベットが素材が鉄で銅メッキなのでこれもそうかと思ったんですが,持ち主であるしゅうくんに磁石でぺたぺたやってもらったんですが(ご協力感謝!),つかなかったらしいので1001XXは銅,1000XXは銅メッキということが判明しました.

 ボタンは明らかにさび始めていて,早くもわたしの30年ちょっと前のビッグEについてるボタンと同じ風格.
 両方ともユニバーサル社製のオリジナル.しかし,このユニバーサル社はYKKの傘下らしい.しかもスコービル社も.いまのところ世界のリベットの大部分はYKKが牛耳っている.独禁法で、問題無いのかな?

 次に革パッチ.わたしは以前の白めがちなうしさんの方が好きでした.なんとなく味気ないよ.このパッチ.

 革はカーフ(子牛).あめ色になって,しかもそんなに縮みすぎてない.しかしそのうちこの赤いインク消えちゃいそう
....


WAREHOUSE1001XX              RRR1st    

 ミミはオレンジのステッチ入り.細くてよく当たりが出ます.新品を見るとかなりくっきりしたオレンジなのに,もうこれはそうとう薄くなってます.ほんとに老けるのが早いジーンズだ.なんか複雑...

 コインポケットは,縁が若干浮き上がっているものの,思ったほどではない.これを穿いてる人が余り使わなかったのかな.


  そして,バックポケットはもうよれよれ.ステッチも原型をとどめていません.

 しかし当時の復刻にありがちな隠しリベットを避けて縫うということがされてない.あれをすると時代の違いが出る反面,垢抜けなくなるので,これはこれでいいと思います.

 タブは,縦糸,横糸ともポリエステル製.そして,これもまたまた早いほつれ具合.もうすでに理想の状態.早熟過ぎる....宇多田ヒカルもまっさお.

 LastUpdated: 1999年10月21日 22:57 


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